禅とは、



『禅』とは何でしょうか?禅の定義、それは私にもまだ解りません。とても難しいものだと思います。私たち『曹洞宗』は禅宗の中のひとつです。もちろん『座禅』もします。「禅とは何ぞや」と言う前に、どうすればこの『禅』と言うものを理解することが出来るのか?私たち人間は一人一人違った環境の中で暮らしているのだと思います。職場・家庭・学校等と同じ場所にいてもけっして同じ環境の中に暮らしていることは無いでしょう。

しかし、その中で自分以外の人間と暮らして行かなければならないのはどうしようもない事で、その為には『今』自分がどうすればよいのかを常に考え、常に選択しながら生活をしているのではないでしょうか。『禅の境地』とは他人から教わっていくものではなく、自分がいかに人間と言うものを理解し、いかに人間らしく生きるかと言う根本的なところから考え直さなければ味わえない物だと思います。

曹洞宗の開祖である「道元禅師」様は、人間が生きていく為に行うこと全てが修行だと言うようなことを言っておられます。起きることから始まり、食べる・働く・寝るまでが修行、また次の日も、其の次の日もすべてが修行、この文章をお読みになっている皆様も毎日毎日すばらしい修行を積み重ねて現在に至っているのだと思います。

『禅』とは何、聞かれて「これだ!」と言う答えが出来ないのは、私もまだまだ修行中でありますのでご勘弁頂きたいと思います。ただ、私たち僧侶は、人が人として生きていく為の『道しるべ』的な存在で無ければいけないのだと思っております。これからも、もっと勉強し、皆様にいろいろなお話が出来るよう努力したいと考えます。『禅』のお話とは少し離れてしまいましたが、『禅』と言うものが『座禅』という形に捕らわれる物ではなく、皆様方一人一人の生活に合った『禅』と言うものを見つけ出していただければと考えております。どうかご精進ください。

また、色々な疑問、悩み、または座禅の実践希望などありましたら、お気軽にご近所の『お寺』様にご相談ください。もちろん私でも結構です。出来る限りお力添えをさせて頂きます。